こんなことで勘違いするか?っていうことで勘違いして、会社を疑う新人もいますから気をつけましょう

2024/06/29|1,061文字

 

<新人の勘違い>

会社勤めの経験年数が長ければ勘違いしないようなことでも、経験年数の短い人が入社後に勘違いしてしまうポイントがあります。

こうしたポイントについては、入社前に十分な説明をしておくことによって、騙されたと思われないようにすることも必要でしょう。

 

<年次有給休暇の付与日数>

求人広告などには、年次有給休暇の付与日数が「入社6か月後10日」などと表示されていることが多いでしょう。

この日数が、実際に取得できる日数だと思い込むパターンがあります。

与えられる日数が付与日数であり、使った日数が取得日数なのですが、付与日数と取得日数を混同しています。

ですから、入社して半年経ったら、どのように年次有給休暇を取得しようかと期待していたところ、先輩社員と話してみて、5日か6日しか取得していないと聞いて、騙されたと感じるのです。

入社前に、付与日数、取得率、平均取得日数など、実態を説明しておく必要があります。

 

<賞与の支給額>

求人広告などには、「年間賞与5か月分」などと表示されていることが多いでしょう。

「〇〇年度実績」などと書かれていても、自分には表示されている賞与の支給が、保障されているかのように思い込むパターンがあります。

実際の賞与支給額は、会社の業績や、本人の評価が高ければ増額され、低ければ減額されることを説明しておく必要があります。

「より高い賞与がもらえるように頑張りましょう」という励ましも、忘れてはなりません。

 

<昇給について>

昇給についても、標準考課で〇〇円(〇〇%)という表示が、求人広告の中に見られることがあります。

会社勤めの経験年数が長い人であれば、一例に過ぎないと解釈します。

しかし、経験年数の短い人は、これが自分に保障されていると誤解することがあります。

これについても、賞与と同様の説明をしておく必要があるでしょう。

 

<その他のポイント>

勘違いポイントとしては、上記がトップ3といえるでしょう。

この他、健康保険証がなかなか手元に届かないと、社会保険加入手続が遅いのではないか、あるいは手続しないのかもしれないと不安になります。

特に4月1日入社で、当日加入であれば、協会けんぽなどの手続が混み合いますから、交付まで2週間程度かかることもあります。

こうした事情を、事前に説明しておくと良いでしょう。

パワハラの勘違いもあります。何がパワハラに該当するのか、きちんとした教育を受けないまま実務に着くと、上司からの指示や指導がことごとくパワハラだと思えるということもあります。

やはり、ある程度の研修期間は必要です。

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