2023/08/05|1,039文字
<感染経路>
ウイルスの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染は、感染した人の咳やくしゃみのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むことによる感染です。
予防には、感染した人の咳やくしゃみが直接人にかからないよう、マスクやティッシュ等で口と鼻を覆う等の「咳エチケット」が効果的です。
マスクやティッシュ等が無い場合には、ひじを曲げてひじの内側で口と鼻を覆います。
接触感染は、ウイルスの付着した手で、目・口・鼻を触ることによる感染です。
予防には、手洗い、消毒が効果的です。
<従業員の取組>
●こまめな手洗い
手洗いは流水と石けんで15秒以上行い、水分を十分にふき取りましょう。
手が洗えない場合、手指消毒用アルコール製剤(エタノール等を60~80%程度含むもの) による消毒も効果があります。
●顔を触らない
手に付着したウイルスが目・口・鼻の粘膜から体内に入らないよう、手で顔を触らないようにしましょう。
●人ごみを避ける
外出する場合は、公共交通機関のラッシュの時間を避ける等、人ごみは避けましょう。
症状のある人(咳やくしゃみなど)に接触した場合は、手洗いなどを行いましょう。
●咳エチケット
咳やくしゃみが出るときは、マスク等で口や鼻を覆うなどの「咳エチケット」を心がけましょう。
<マスクの付け方>
口と鼻の両方を確実に覆う → ゴムひもなどを耳にかける → 鼻の部分に隙間ができたり、あごの部分が出たりしないようマスクを調節する
※あごや首にはウイルスが付着します。飲んだり食べたりの際、マスクを下にずらすと、マスクの内側にウイルスが付着してしまいます。
<マスクの外し方>
マスク表面には、ウイルスが付着している可能性があるので、触らずにゴムひもなどを持って外します。
※マスクは1日1枚程度交換します。
<企業の取組>
●感染予防に必要な備品・環境の整備
手指消毒薬、石けん・ペーパータオル等を備えるなど、衛生状態を保つための備品・環境を整備しましょう。
手指消毒薬の使用期限に注意しましょう。
●人が触れる場所を清掃・消毒
人が触れる場所(ドアノブ、スイッチ、階段の手すり、エレベーターの押しボタン等)を清掃・消毒しましょう。
消毒剤は、次亜塩素酸ナトリウム(製品表示に従い希釈)や消毒用エタノール等が有効です。
消毒剤を使う場合には、消毒剤を浸したペーパータオル等による拭き取り消毒を行うこと、換気すること、「使用上の注意」をよく読んで使うこと、作業をした後は手を洗うことなどに注意しましょう。