求職者(応募者)の方に気をつけていただきたい履歴書のポイント

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<履歴書の重要性>

履歴書で印象や評価が大きく変わります。それなのに、履歴書で損をしている人が半分以上です。

直接お話しする面接担当者に対しては、記入不足や不明確な部分があっても、会話の中で補充することができます。しかし、その担当者の上司など決裁権を持っている人は、履歴書が最大の情報源となります。面接担当者が気を利かして補足情報を加えれば加えるほど、元の履歴書の情報不足が明らかとなり、かえって不利になることもあります。

内容の充実した履歴書であって、文字の大きさも小さすぎず大きすぎず、読む気にさせるものであることが必要です。

 

<履歴書用紙の選択>

履歴書の書式は統一されていません。

初めてのアルバイトなのに、職歴欄が広い履歴書では、空白が目立ってしまいます。反対に、職歴が多い場合には、職歴欄が広いものを選びます。自分がアピールできる項目が広いものを選ぶのがポイントです。

無料の求人誌から乱暴に切り取った履歴書では、内容がすばらしくても人物を疑われてしまいます。なるべく、市販のものから自分に有利な書式を選んで使いましょう。

 

<原則は手書き>

パソコンの技能が問われる職種でない限り、手書きが原則です。

高校生のアルバイトの履歴書で、鉛筆で下書きしたのをボールペンでなぞり、後から消しゴムで消したことがわかるものを見ると少し感動します。

結局、こうして努力して作成した履歴書は、プリンターで大量生産でき手軽に訂正できるパソコン入力のものよりも感動的なのです。

同じ手書きでも、訂正が無くて丁寧に書こうとした努力が見られる履歴書は好印象です。反対に、修正印、修正液などを使ったものはガッカリさせられます。

 

<日付>

日付が空欄だったり古かったりすると、使い回しを考えているようで変に思われます。

日付は提出日、郵送の場合には発送日を記入します。

 

<写真>

背景なし、脱帽、身だしなみが整っていること、そして全体のバランスがとれていることが条件です。顔の比率が大きい写真は、サイズを間違えて無理に小さくカットしたような印象を与えます。

カラオケで歌っているところを友達に撮ってもらった写真や、どう見ても10年以上前の写真、さらには写真のコピーが貼られた履歴書を見たことがあります。あきれてしまって、面接が上の空になりました。

履歴書で損をするポイントとしては、写真が最大の要素だと思います。自分で納得のいく写真を使いましょう。

 

<学歴>

義務教育については卒業のみを記載します。高校以降は入学と卒業をそれぞれ分けて記入します。大学などは、学部学科まで記入します。

他の項目もそうですが、特に学歴欄にウソを書くと、採用取消になったり、入社後しばらくしてから解雇されたりということもありますので正直に書きましょう。

 

<職務経歴書>

中途採用で職歴がある場合には、履歴書に職務経歴書を添えます。

履歴書の職歴欄には、勤務先、転勤、役職変更等の大きな異動に関することを記載します。

職務経歴書には、職務経験、スキル、実績について具体的に記載します。職務経歴書は、特に指定が無ければパソコン入力で作成するのが普通です。

 

<資格>

資格は無いよりはあった方が良いのですが、余りに多いと資格マニアと勘違いされます。社会人の場合には、役立つ資格は1級に限定されるものも多いので、2級や3級の資格を並べるよりは、書かない方が有利となるでしょう。

資格をたくさん持っている場合には、求人の内容に適合した資格を選んで記入しましょう。

 

<志望動機>

最も重視されるのが志望動機です。会社が求めている人物であることをアピールするため、求人内容や業種・職種に合った内容にしましょう。ここが上手く書けない場合には、応募そのものを考え直す必要があるかもしれません。

 

<趣味、特技>

担当者が興味を引くような内容だったり、配属先に同じ趣味の人がいるなど、偶然有利になることはあります。

非常識でなければ、正直に書けば良いのですが、「特になし」ではなくて、「~に興味があります」など、何かしら書きましょう。

 

<本人希望欄>

特に希望する職種・勤務地等があれば記入します。

ここは無ければ「特になし」でかまいません。

 

<その他>

郵便番号が無記入だったり、電話番号の市外局番の区切りが古かったり、市町村名が間違っていたりすると、自宅にこもり勝ちの印象を与えます。

氏名や学校名の漢字が間違っていると、かなり印象が悪くなりますので、トメル、ハネル、ハラウなどきちんと確認して正しく書きましょう。パソコンの文字は不正確なこともありますから、漢字辞典などで確認しましょう。

 

<ここも社労士(社会保険労務士)の出番です>

社会保険労務士は、企業の採用をお手伝いすることが多いのですが、個人の方の求職をサポートすることもしています。

自己アピールに自信が無かったり、履歴書で迷うことがあれば、信頼できる社労士ご相談ください。

 

2016.12.06.