2022/05/28|381文字
<業績給の考え方>
従業員の従事した仕事の業績で基本給を決める賃金制度です。
<業績給の長所>
・仕事の成果と基本給が連動し企業の業績が向上
・業績の範囲内で基本給を決められる
・従業員の勤労意欲が高まる
<業績給の短所>
・複雑な共同作業には対応できない
・組織が硬直化し従業員の協調性が育たない
・従業員の過重労働に繋がる
・勤労意欲や業績の向上は短期的なものである
<最近では>
個人の業績だけを評価対象にすると、自主的な過重労働が発生する危険が高いので、個人だけでなく所属部署や企業全体の業績を基本給に反映させる動きがあります。
また、賞与を支給している企業では、業績を賞与に反映させ給与には反映させないのが主流です。
業績には運・不運もあるので、業績の給与・賞与への反映については、業界や会社の実情を踏まえ、社会保険労務士などの専門家と相談しながら決定していただきたいです。