医療費の還付を装った振り込め詐欺

LINEで送る

2019/12/09|948文字

 

医療費の還付について、電話の案内によって、コンビニのATMの操作が必要になることはありえません。

 

全国健康保険協会や旧社会保険事務所等の職員を装った不審な訪問や電話によって詐欺を受け、数百万円単位のお金を振り込んでしまったケースも報告されています。

 

<不審な電話>

全国健康保険協会やその他の公的機関の職員と名乗る人物から、医療費をATMにて還付する等の話を持ちかけ、ATMへ行くよう指示する例があります。

 

市役所の保険課を名乗る者から電話があり、「5年前の過払い金37, ×××円を今から口座に振り込むので、ATMに行ってください。期限が切れているので、急いでください。ATMに着いたら、フリーダイヤル0120-×××-×××に電話をかけて、手続きの指示を受けてください。」と、言われるままに電話し、指示を受けるままに操作したら、数百万円が口座残高から減っていた。

 

社会保険事務局を名乗る者から電話があり、「高額療養費の還付があるので、今日中に手続きをしないといけない。至急、銀行にいくように。」と言われ、ATMから指示された携帯電話に電話し、指示されるままに操作したら、数百万円を振り込んでしまった。

 

「年金事務所(旧社会保険事務所)より5年分の医療費(32, ×××円)の返還があるので、ATMに行き、指定された0120よりはじまる電話番号にかけて指示に従うように」

「医療費の還付分が4万円あるが、通知を送っているが未だに申請がなく、時効が成立してしまうため、電話にて手続きをしたい」

「ご主人の高額療養費の返金(48, ×××円)がある」

 

 <不審な訪問>

「全国健康保険協会職員」と名乗る人物が訪問し、「委任状を取りにきた」と言い、委任状らしき用紙へ署名・捺印を求められた例もあります。

 

<考えてみれば>

医療費などの還付があるにせよ、これは相当多数の人に発生しているはずですから、公的機関から一人ひとりに具体的な手続の方法を指導する余裕はありません。

懇切丁寧であればこそ、疑わなければならないのですが、高齢者は感謝してしまいます。

ご家族の方から、繰り返し「こういう電話があったときは、大変だから私に連絡してね。代わりに手続するから、自分で頑張らないでね」という話をしておくようお勧めします。

 

解決社労士