耐震補強工事

 

より良い住宅を目指して
 
我が国日本は地震大国です。世界で発生する地震の10~15%は日本です。中でもマグニチュード6以上は世界の20%が日本で発生しています。地震の恐怖は記憶に新しいものです。東京に数年以内に大地震が起こると各マスコミ・メディアで騒がれてますが、その証拠に防災グッズが好調な売れ行きを見せています。それだけ世間では地震に対しての注目が高まっていると言えるでしょう。

建物に対してはどうでしょう。今現在、耐震リフォーム工事・免震住宅等地震に対するピーアールや、今までなかった耐震金物や免震装置等が増加しています。木造建築物の場合、約30年前後の寿命と言われてますが、それは家の老朽化のことで、土台や柱が腐り始めていると思う人が多数を占めています。しかし、実際にはそれだけではありません。昭和56年以前の建物は大地震が来ると殆ど崩壊すると言われています。それは昭和56年に建築基準法の改正があったからです。建物に対して耐力壁の増加や、梁と梁の仕口を金物で補強する事等、建築物の耐震性を法により強化しました。

しかし、それだけでは十分ではありませんでした。その結果平成7年阪神淡路大震災時に殆どの家が破壊状況でした。地震時に土台から柱が引き抜かれたのが大きな原因です。当時の建物は縦揺れに対しては考えられていましたが、横揺れのことはあまり考えられてなく、土台柱の仕口がホゾで刺さっているだけでした。それから平成12年に建築基準法の改正に伴い、引抜金物の設置や耐力壁のバランス等が大きく見直され強化されました。

建築業界の不祥事
 
日本国中地震に対する関心が高まっている中で耐震偽装事件や生コンの砂の代わりにガラス質の廃棄物が使われたり、コンクリートに水を規定の量より多く入れたりする不良工事やリフォーム詐欺等悪質極まりない、絶対あってはならない事件が多発しています。当社はその事件に対して、大変遺憾に思います。一生に一度の大きな買い物が不良品だったら何ともいいようがありません。

当社では皆様に安心して分かりやすく納得頂くために中間内覧会の実施や壁耐力実験等を行っております。まず、中間内覧会について、工事中のまだ構造体がむき出しの状態を一般のお客様に公開します。仕上がってしまうと自慢の構造体がアピールできません。構造体をオープンにすることでお客様の安心を得ております。『百聞一見にしかず』現場はウソを付きません。

カタログだけで見るより、遥かに理解してもらえるでしょう。壁実験はさまざまな構造体のサンプルを作り、レッカーで引っ張り、何?で破壊するかという実験をしました。(下記参照)当社職人総出で行いデーターを取ることで、職人1人1人がモラルを高め、今後の向上に役立てています。
当社にて実験を行いました
阪神淡路大震災を期に、平成12年に建築基準法施工令が改定されました。耐震性能がより一層強化されました。しかし、当社では法で定められた基準を遥かに超える耐震力を求め、今回の実験に取り組みました。

実験内容は大地震を想定した時に起りうる横揺れに対してのものです。縦方向は従来から十分な力がある反面、横揺れや突き上げの力は見逃されてきました。従来の施工方法に基づいての建築では十分な強度が保たれないことを今回の実験を通して改めて認識いたしました。

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