乳がんは、乳房の「乳腺」と呼ばれるところにできるがんであり、日本人女性の9人に1人がかかるといわれています。乳がんにかかりやすい年代は、30歳代後半から40歳以上の働く世代といわれています。乳がんはこの年代の女性のがん死亡原因のトップです。しかし、早期発見・治療により、90%以上の人が助かるといわれています※。
乳がんを早期に発見するためには、日頃から乳房の状態を意識する生活習慣(「ブレスト・アウェアネス」)が重要となります。このブレスト・アウェアネスは、女性にとって大切な生活習慣です。20歳代のうちから、自分の乳房を知ることで乳がんの早期発見につながります。普段から自分の乳房に変化がないか確認してみましょう。自分で乳房を確認することで乳房の変化に気づく場合もありますが、小さながんはしこりとして触れません。自覚症状がなくても、40歳になったら2年に1回定期的に乳がん検診を受診することが大切です。
府中市では、40歳以上の女性市民を対象に乳がん検診を実施しています。なお、お申込み期間は10月20日(金)までとなっております。ぜひご活用ください。詳細は「令和5年度府中市健康応援ガイド」や市ホームページをご覧ください。
※診断時から10年相対生存率より
問合せ先:042-368-6511(府中市福祉保健部健康推進課成人保健係)
○府中市ホームページ
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kenko/kenko/guide/kenkouannai.html
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/kenko/kenko/kenshinsesshu/gankenshin/nyuugan.html
○参考文献
東京都保健医療局.とうきょう健康ステーション.乳がん
東京都保健医療局.TOKYO#女子けんこう部.乳がんのこと
乳がん検診の適切な情報提供に関する研究.ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)のすすめ