2月は転倒災害防止の重点取組期間です

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<東京労働局の呼びかけ>

冬季は、積雪・凍結を原因とする、転倒災害、自転車及び車両運転中の交通労働災害、建物屋根等の除雪作業中の墜落・転落災害等の労働災害が懸念されます。

東京労働局管内でも、平成30(2018)年1月22日に平成26(2014)年豪雪以来4年ぶりの積雪23cmを記録し、積雪・凍結が原因と思われる転倒災害が大幅に増えましたが、こうした降雪によって、屋外のみならず、屋内でも水や氷によって滑るなどの転倒災害も多発しています。

都内では、労働者が積雪や凍結に不慣れであることに留意し、天候急変に対処できるよう情報収集や早めの準備等、転倒災害等防止に万全の取り組みを呼びかけています。

 

<転倒災害の発生状況>

冬季の転倒災害の発生状況は、天候による影響を大きく受け、積雪・凍結により多発します。平成30(2018)年1月22日の大雪の際も、雪の影響が考えられる1月下旬(1月21日から31日まで)の転倒災害は、積雪の無かった前年同期と比べ、214人増(3.7倍)と大幅に増えました。この期間の転倒災害のうち7割が屋外の積雪を原因とする滑りやつまずきであり、そのうち8割が徒歩での移動・作業中です。また、最も転倒災害が多かった時期は、降雪から2日後の雪が解け始めた日になっています。

雪が解け始めたら、路面凍結の可能性が高く、屋外の移動・作業は、特に注意が必要です。

 

<冬季における転倒防止対策>

冬季は、積雪や路面の凍結などにより転倒災害が多く発生する傾向があります。

次の4つに留意して転倒災害を防ぎましょう。

●天気予報に気を配る

寒波が予想される場合などには、労働者に周知し早めに対策をとりましょう。

●時間に余裕をもって歩行、作業を行う

悪天候による交通機関の遅れが見込まれる場合は、時間に余裕をもって出勤するようにし、落ち着いて作業をするように心がけましょう。屋外では、小さな歩幅で靴の裏全体を地面に付けて歩くようにしましょう。

●駐車場の除雪・融雪は万全に、出入口などにも注意する

駐車場内や駐車場から職場までの通路に、除雪や融雪剤の散布を行いましょう。また、出入口には転倒防止用マットを敷き、照明設備を設けて夜間の照度を確保しましょう。

●職場の危険マップ、適切な履物、歩行方法などの教育を行う

職場内で労働者が転倒の危険を感じた場所の情報を収集し、危険マップなどにより労働者に伝えるようにしましょう。また、作業に適した履物選びや、雪道や凍った路面上での歩き方を教育しましょう。

 

2018.12.22.解決社労士