第50回社会保険労務士試験の合格者発表

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<社会保険労務士>

平成30(2018)年11月9日、厚生労働省が第50回社会保険労務士試験の合格者を決定し公表しました。

今回の試験は、8月26日に全国19都道府県の会場で実施されました。

社会保険労務士は、労働・社会保険に関する専門家で、労働社会保険諸法令に基づく申請書類などの作成や労務管理、社会保険に関する相談・指導などを行います。

また、コンサルタント業務を行う場合には、主に顧問社労士として、中長期的な視点から、会社を継続的に改善し成長させるためのアドバイスを続けます。

その分野は、労働保険や社会保険だけでなく、採用、教育、労務管理、人事制度、就業規則、労使協定など入社前から退職後まで人に関すること全体に及びます。

試験の合格者は、労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事、または厚生労働大臣が指定した講習を修了後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで、社会保険労務士となることができます。

社会保険労務士は、公務員ではありません。医師や弁護士と同じく、国家資格の専門家です。

決して国の味方ではありません。正しい者の味方です。

 

【概要】

受験申込者数  49,582 人

(前年49,902人、対前年 0.6%減)

 

受験者数 38,427人

(前年38,685人、対前年 0.7%減)

 

合格者数 2,413人

(前年 2,613人)

 

合格率 6.3%

 

【合格者の構成】

年齢別構成

20 歳代以下(9.2%)、30 歳代(29.5%)、40 歳代(32.8%)、

50 歳代(19.2%)、60 歳代以上(9.3%)

 最年少者 20 歳、最高齢者 84 歳

 

職業別構成

会社員(57.4%)、無職(13.6%)、公務員(6.2%)、団体職員(5.3%)、

自営業(5.2%)、役員(3.1%)、学生(0.5%)、その他(8.7%)

 

男女別構成

男性(65.1%)、女性(34.9%)

 

 

<難易度>

試験について、合格率だけで難易度が論じられることがあります。

しかし、たとえば東京大学の一般入試で文科系の合格率は30%程度です。

頭が良くなくても合格できますが、ここの入試で高得点を取るための準備には大変な努力が必要です。

試験の難易度は、むしろ合格するのに必要な準備時間で考えるのが現実的だと思います。

社会保険労務士試験の場合、普通の会社員なら、週40時間の勉強を2年続ければ十分でしょう。

3年以上の期間をかけて合格を狙った場合、法改正が多すぎて混乱するリスクがあります。

大学で法律を学んだ、行政書士試験に合格したなど、法令を学ぶことに抵抗が少ない方々は、勉強時間を短縮できます。

とはいえ、勤め人にとっては、勉強時間の確保が最大の課題です。

 

2018.11.10.解決社労士