<対象となる人>
定時決定(算定基礎届)は原則として、その年の7月1日現在、社会保険の加入者(被保険者)である人全員が対象になります。
・5月31日までに加入(資格取得)した人で、7月1日現在も加入者(被保険者)である人
・7月1日かこれ以降に、退職や勤務時間の減少などにより脱退(資格喪失)する人(資格喪失日でいうと7月2日かこれ以降)
・休職中、育児休業中、介護休業中、欠勤中の人
・刑事施設や労役場などに拘禁中の人
なお、定時決定という手続のために提出する届を算定基礎届といいます。
<対象とならない人>
・6月1日かこれ以降に、加入(資格取得)した人
・6月30日かこれ以前に、退職や勤務時間の減少などにより脱退(資格喪失)した人(資格喪失日でいうと7月1日かこれ以前)
・7月~9月に月額変更届、産前産後休業終了時変更届、育児休業等終了時変更届を提出する予定の人
なお、随時改定という手続のために提出する届を月額変更届といいます。
<見込みや予定が変わった人>
・算定基礎届を提出する時点では、8月か9月に月額変更届を提出する見込みだったが、その後、残業代や通勤手当などの変動により、月額変更届を提出しないことになった場合には、遅れて算定基礎届を提出することになります。
・算定基礎届を提出する時点では、8月か9月に月額変更届を提出する見込みではなかったが、その後、残業代や通勤手当などの変動により、月額変更の条件を満たすことになった場合には、算定基礎届の提出とは別に月額変更届を提出することになります。