総合スーパーの労災防止

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<総合スーパーとは>

総合スーパーは、日常的に需要の高い商品を中心に、衣食住全体にかかわる品揃えで、大量仕入れと大量販売により価格を抑えている業態です。

お客様が自分で商品を選択し、レジに持参して精算するセルフ方式が中心となっています。

 

<リスクと労災の傾向>

次のようなリスクがあり、中高年の女性パートタイマーの被災が多発しています。

・大量な荷捌き、頻繁な商品の補充、狭いバックヤード、水や油で濡れた床などに起因した転倒、腰痛、墜落など

・包丁などによる切り傷

・スライサーなどへの巻き込まれ

ベテラン店員の労働災害が多く、慣れや油断、加齢による体力や注意力の低下による労働災害を防止するため、安全意識を高める教育が必要です。

 

<労災防止策>

次のような労災防止策が有効です。

・バックヤードの整理・整頓

・カッターではなくハサミの使用

・落下防止対策として陳列棚の天板はその上に物を置かせないよう取り外す

・精肉加工、清掃でのスライサー起因災害防止のため、切創防止手袋の着用、そのマニュアル化

・労働災害の原因を、「作業員の不注意」としない。なぜ不注意が起きたのかを究明

・バックヤードにハザードマップ掲示等、各種表示による安全の見える化

・作業動線を考え、適切な位置に物を配置するなど、作業場の見直しによる作業効率の改善

・メーカー指導の下、バックヤードの業務改善等、作業性と安全性の両面を向上させる活動

 

労災防止のためには、知識よりも経験が有効です。その反面、経験豊富なベテランが被災しやすいという事実もあります。

また、労働基準監督署や被災者(ときに遺族)から責任を問われないようにするには、労働安全衛生を中心とする法令の知識が必要です。

こうした専門性の高いことは、信頼できる国家資格者の社労士にご相談ください。

 

2017.10.29.解決社労士